2016年6月4日土曜日

「3:1個人の活性化の転換点」

「3:1個人の活性化の転換点」

ポジティブ心理学については、以前の記事を少し見てもらうとして、
http://kokusan.cocolog-nifty.com/ossan/2012/09/post-e2eb.html
今回は、私自身も興味が高い、個人での意識高揚、活動力アップに
ついてのポジティブ比の「3:1」について考えたい。
この比率は、ロサダ博士が組織の活力を検証していく中で、その
活性化のポイントとして、仮説化したものです。
今回は、「3:1の法則 バーバラ・フレドリクソン著」他の引用を
中心に、個人レベルでの3:1の面白さを理解してもらえれば、
と思います。少し前から、仕事や付き合いの中で、各人をそれとなく
観察していると、3:1の動きがなるほど、という感じで分かります?
と思っていますが。
ポジティブ心理学での、そもそも、ポジティビティとは何?
ポジティビティは、「笑顔で耐えよう」とか、「心配するのはやめよう。
いつも機嫌よくしていよう」などというモットーのようなものでは
ありません。そんなものは単なる表面的な理想です。ポジティビティ
は人間心理のもっとずっと深いところを流れているもので、感謝、
愛情、楽しみ、喜び、希望、感謝など、幅広い肯定的な感情を
含んでいます。
そして、幸せになるための大切なポイントの1つは、日常生活において、
ネガティビティを減らしてポジティビティを増やすことです。
ネガティビティとは、自己否定的な心の状態のことであり、
ポジティビティとは、自己肯定的な心の状態のことです。
ポジティブ感情の代表的な10の感情は、前回にも記述しています。
例えば、前向きな人の話や様々な活動を見たり、聞いたりすると、
「しっかりやらなきゃ!」と強く思うのですが、それがポジティブ感情!
多分、多くの人は、
・ポジティビティは気分がいい
・ポジティビティは精神の働きを広げる
・ポジティビティはリソースを形成する
・ポジティビティはレジリエンス(立ち直る力)を強化する
・ポジティビティが3:1を超えると「繁栄」に向かう
今回は個人レベルでの3:1がポイントです。
・ポジティビティ比は上げることができる
しかし、心理学者は
・ポジティブ感情の特徴として、
しっかりつかもうとすると壊れてしまう。本当に移ろいやすい、微妙
なもの。ただし、それが積み重なると人生の進路を変えるほどの力を持つ。
・ネガティブ感情の特徴として、
その大きな1つが、ネガティブ感情と特定の行動との結びつき。
例えば、怖れ → 逃走本能、怒り → 攻撃本能、 憎悪 → 忌避行動 
というように、特定の感情が特定の行動の誘因となることが生存に結び付き、
感情が人間にとって重要なものとなったとの事。
3:1の黄金比について
3:1の黄金比とは、ポジティビティのネガティビティに対する割合。
ある一定の時間におけるポジティビティ(P)の頻度を、その同じ時間に
おけるネガティビティ(N)の頻度で割ったもの(P/N)です。
人々の人生が上昇スパイラル(気分は高揚し、生き生きしている。行動は自由
で独創的で、どんどん成長していく)に乗り繁栄に向かうか、下降スパイラルに
乗って沈滞に向かうかの形勢をどちらに傾けるかの転換点がこの数字です。
何人かの学者が微妙で捉えどころのないポジティビティだが、その日常での頻度
が3:1を超えると繁栄に向かうことを実証的データに基づき確認したといいま
す。
ポジティビティとネガティビティは対称的ではなく、ネガティブ感情は
ポジティブ感情よりも強く感じられるため、ネガティビティを日常で頻繁に
感じていると誤解しがちですが(心理学ではこれを「ネガティビティ・バイアス

と呼ぶ)、実際には多くの人たちの日常の大半は、「ほどほどにいい状態」
にあると言います。それでも、大多数の人たちの比率は約2:1、うつ的な
状態にある人(1割程度)は1:1かそれ以下であり、繁栄に向かう3:1
以上の人は5人に1人以下という結果を報告しています。
「ポジティビティ比に転換点がある」というのは、画期的な視点です。
ポジティビティの効果が微弱であることは、分かっていたのですが、学者の中
では、「たとえ、かすかでも何らかの効果はあるはずなのに、それがさっぱり
現われないときがある」ということでした。
転換点という考え方は、この手品のトリックを解き明かしてくれました。
3:1以下のとき、ポジティビティは、ネガティビティの強大な力に圧倒されて
何もできません。3:1を超えたときにようやく、非力なポジティビティは
数の力で何とかネガティビティに打ち勝つことができます。ポジティビティ
が蓄積され、組み合わさって、転換点に到達すると、そこまできてようやく、
驚くべき効果が生活のなかで実感できるようになるのです。
上手くいっている夫婦のポジティブ比は凡そ5:1であり、うつ病患者の
ポジティブ比は凡そ1:1とのデータがあります。
それぞれが独自に研究したものですが、結果には一貫性がありました。
面白い人間行動と思います。
ただし、ここで注意すべきは、比が「3:0」ではないところです。
ネガティビティもまた大事だからです。ネガティビティなしの「繁栄」
などありません。どれほどポジティブな人でも、大切な人や物を喪失すれば、
涙を流すのは当然です。不当な行為に対して怒り、危険を恐れるのお自然な
ことです。吐しゃ物や残虐行為を目にすれば、不快になります。3:1
という比のよいところは、さまざまな人間の感情を包括する幅を持っている
ことです。何でも多ければ多いほどいい、というものではありません。
ポジティビティも多過ぎれば、それなりに問題が起こるでしょう。第一、
望むと望まないとにかかわらず、ネガティビティは私たちの生活に入り
込んできます。実際、「繁栄」する人生を作るために「適切なネガティビティ」
はなくてはならない材料なのです。
ポジティビティとネガティビティが適度な割合で組み合わさった場合は、
これら相反する力が、人を力強く現実的にし、腹の据わった状態にします。
適切なネガティビティが、必要に応じて引き戻してくれるため、現実を
見失わずに済みます。そして、心から感じるポジティビティが浮力を与え、
「繁栄」に向かって押し出してくれます。
では、私たちが「繁栄」に向かうためには何をすればよいのか?
ポジティビティ/ネガティビティ比に関して自分自身の現状を知ることが重要で
す。
様々な診断表を利用すると結構、面白いです。
そのうえで、
・ネガティビティをなくすのではなくネガティビティをできるだけ減らす
・ポジティビティを高める
心持次第で、自分の将来が切り開かれる。素晴らしい!!

「企業でも、必要なポジティブの発想」

「企業でも、必要なポジティブの発想」
私自身、ポジティブ心理のプロでもないが、自身の経験とその結果、
組織の活性化への影響などからポジティブ心理学は、個人でも、
組織でも、かなり有効なアプローチ方法では、と思っている。
そして、よく言われている「成功するからポジティブになる」のではなく、
ポジティブであるからこそ、多くのことを学んで最終的に成功に結び
付けられる、ことを認識すべきかもしれない。コレは、個人としても、
組織を上手く動かしたい経営者としても、重要なことである。
1.ポジティブな感情 
良く我々は、ポジティブな感情、状態と言ったり、ネガティブな状態と
言ったりしているが、専門家に言わせると、ポジティブな感情には、
以下の10個が想定されるとのこと。
①喜び(Joy) 期待以上にうまくいっている
②感謝(Gratitude) 与えられた何かについてその価値を認めている
③安らぎ(Serenity) 今の瞬間の感覚に意識が集中し、これをゆっくり
味わっていたい、もっとこういう感覚をしょっちゅう味わいたいと思う
④興味(Interest) 新しいものごとに関心を抱き、謎を突き止めたい気持ちに
突き動かされる
⑤希望(Hope) 絶望的な状況のなかで、「最悪の事態を恐れながら、
よりよい状況を望む」感情
⑥誇り(Pride) 自分の努力と能力を投じて何かがうまくできた
⑦愉快(Amusement) 驚きや不調和から引き出された笑い
⑧鼓舞される感情(Inspiration) 奮い立つような感情がわいて、
意識はくぎ付けになり、心が熱くなる
⑨畏敬(Awe) 自分が何か偉大なものの一部であると感じる
⑩愛(Love) 10のポジティブ感情のすべてを含んでその上に位置する感情
ポジティブ感情は、人類の祖先にまでその起源をさかのぼれ、身の安全を感じた
ときや、何かに満足したときのよい気分が、
(1)祖先たちの精神の働きを広げ、
(2)身体的、社会的、知的、心理的リソースの形成を促し、長い時間をかけて彼
らによりよい変化を起こさせてきた。
もちろん、人間には両方の感情が重要であり、仕事の種類によってはネガティブな
気持ちになって取り組んだ方が成果が出るという研究もある、とのこと。
どちらにせよ、我々の感情は思考に影響を与えており、それを抑圧したり無視したり
するよりは、感情のシグナル(情動)の意味をきちんと解釈し、また自分の気持ち
を適切な状態に持っていくことに注意を払った方が、仕事の生産性も高まるはず
であり、組織としても、適正に活動して行く。
その効果は、
・ポジティブな感情は知性を磨く
・幸福な人は多くの情報を覚え、評価し、理解する
・ポジティブな感情は健康や長生きを促進する
・ポジティブな感情は生産性を高める
・ポジティブな感情が高い人は災難にうまく対処する
・ポジティブな感情は社会性を培う
等、あり、研究者によって、様々な実証、検証報告が出ている。
また、セリグマンは「世界で一つだけの」幸せ」という本の中で、
幾つかのポジティブ関連の測定を薦めている。
自身のポジティブな状態がどのようなレベルか、を診るには面白い。
①ファーダイスの感情度測定  24ページ
②日常の幸福度測定     64ページ
③人生の満足度測定     89ページ
④感謝度想定        102ページ
⑤罪の動機測定       112ページ
⑥自分の楽観度想定     122ページ
⑦自分にとっての強み    206ページから241ページまで
⑧仕事と生活の調査     252ページ
⑨パートナーの強み     292ページ
コレを試してみるのも、理屈はどうあれ、結構有効かもしれない。
2.個人、組織を活性化させるポジティビティ比
「ポジティビティ」(自己肯定的な心の状態)をポジティブな感情とネガティブな
感情の比として示すことは、個人、組織ともに、その目安として有効である。
ポジティブな感情というインプットと、心身の健康・良好なコミュニケーション
、仕事の生産性といったアウトプットの関係は、線形ではない。ポジティブな感情
がアウトプットにつながり、それがまたポジティブ感情を生み出すといった好循環
を形成するためには、あるポイント以上のポジティブ感情が必要とされる。
それがポジ:ネガ比=3:1だと言われている。
バーバラ・フレドリクソンの「3:1の法則」にも記述のあるポジティビティ比
の自己診断テストを試してみると面白い。 
「過去24時間にどんな感情を味わったのか?
1日を振り返って、それぞれの感情を最も強く感じた度合いを「0~4」までの
数字で答える。 
0=まったく感じなかった 
1=少し感じた 
2=中くらいに感じた 
3=かなり感じた 
4=非常に強く感じた 
①面白い、愉快、バカげていておかしい   amused, fun-loving, or silly 
②怒り、いらだち、不快      angry, irritated, or annoyed 
③恥辱、屈辱、不面目      ashamed, humiliated, or disgraced 
④畏敬、驚異、驚嘆      awe, wonder, or amazement 
⑤軽蔑、さげすみ、見下す気持ち   contemptuous, scornful, or disdainful 
⑥嫌悪、嫌気、強い不快感    disgust, distaste, or revulsion 
⑦恥ずかしかった、人目が気になった、赤面したこと
          embarrassed, self-conscious, or blushing 
⑧感謝、ありがたい気持ち、うれしい気持ち
             grateful, appreciative, or thankful 
⑨罪の意識、後悔、自責の念
            guilty, repentant, or blameworthy 
⑩憎しみ,不信、疑惑    hate, distrust, or suspicion 
⑪希望、楽観、勇気    hopeful, optimistic, or encouraged 
⑫鼓舞され、高揚感を覚え、元気づけられたこと
              inspired, uplifted, or elevated    
⑬興味、強い関心、好奇心  interested, alert, or curious 
⑭うれしさ、喜び、幸せ    joyful, glad, or happy 
⑮愛情、親しみ、信頼      love, closeness, or trust 
⑯誇り、自信、自分への信頼  proud, confident, or self-assured 
⑰悲しみ、落胆、不幸      sad, downhearted, or unhappy 
⑱おびえ、恐怖、恐れ      scared, fearful, or afraid 
⑲安らぎ、満足、平穏      serene, content, or peaceful 
⑳ストレス、緊張、重圧感  stressed, nervous, or overwhelmed 
これらをポジティブとネガティブな項目で数えることで、比率を出します。
継続的に実施するには、以下のサイトに登録すると便利。
自己診断テスト(英語)
https://www.positivityratio.com/single.php
継続してテストする場合は登録が必要です
サインアップのページ(英語)
https://www.positivityratio.com/signup.php
登録後のログイン(英語)
https://www.positivityratio.com/login.php
・ポジティビティは気分が良い
・ポジティビティは精神の働きを広げる
・ポジティビティはリソースを形成する(拡張ー形成理論)
・ポジティビティは弾力性、立ち直る力を強化する。
・ポジティビティ比が3対1を超えると繁栄に向かう
・ポジティビティ比は上げることが出来る
個人レベルでは、一日再現法というのがあり、コレと組み合わせると、さらに、
自分達の考え方や行動の仕方を変えたりして「自己成長に関する問題を解決する」
と言える。
また、「ポジティビティ比が3対1を超えると繁栄に向かう」のは、組織レベル
でも、同じであり、組織での検証結果も多く出ている。
経営者は、是非、コレを考えに入れるべきと思う。
3.組織で考慮すべきこと
ショーン・エイカーは、「幸福優位の7つの法則」で個人、組織が上手く
活動できる7つのポイントを述べている。
1)幸福感
ポジティブ感情が多く幸せである人の人生は充実している。もちろん、
「ポジティブ心理学」は科学であるから様々な検証も加え、説明している。
意識して人に親切にする、等いくつも幸せ観をアップする方法を示している
2)心の持ち方
自分の能力を信じることができる人は成功する。仕事に対するポジティブな
心の持ち方は、パフォーマンスに影響するだけでなく、能力を向上させる。
人の生き方に仕事の意味や自他の期待が影響する。期待理論やピグマリオン効果
(誰かの可能性を信じ、その可能性を高める)についても説明している。
組織として、考えるべき点は多い。
3)テトリス効果(残像効果的思考)
人は自動的に考える思考のルートが出来ている。多くの人は自動的にネガティブ
なルートで考える。弁護士の考え方などを例に挙げ、ネガティブな自動思考
について解説している。幸福、楽観、感謝などを利用したポジティブな思考
を継続的に進めることにより、ポジティブな習慣化と自身の人生の変化を学ぶ。
4)再起力(レジリエンス)
逆境や困難から立ち直る道が3つあるという。グルグル回る道、さらに悪くなる道
、そして、立ち直り力、さらに、逆境から成長する力により切り開く道である。
5)ゾロ・サークル(コントロール感)
自分をコントロール出来ているという感覚の大事さや、その効用について教えて
くれる。脳の感情システムと認知システムの働きを説明する。危機感を感じたり、
ストレスを感じると、アドレナリンとストレスホルモンにより、脳が感情系で
ハイジャックされる。これでは、創造的な仕事ができない。まずは、自身が
コントロールできるレベルまで戻り、そこから理性的な行動に戻る。
6)変化への実施は20秒以内
悪い習慣をどう良い習慣に変えるか、それは、よい習慣になるため20秒以内で
実施できること。悪い習慣はすぐに手のとどかないところへ持っていく。
良い習慣を身に着けるためにはすぐに手が届くようにする。自分が主体的に
できるところと、出来ないことを明確に分けて、ステップ・バイステップで
実行する。良い習慣を作るための、行動改善のヒントが得られる。
7)ソーシャルへの投資(仲間の大事さ)
仲間や人間関係の大切さを主張している。仕事ができるようになるには、自分
ひとりで集中ればよいと思いがちだが、それは間違っている。仲間を持っている
人の方が、いい仕事ができる。ストレスや困難な状況を打破するには仲間が必要だ。
人間関係はレジリエンスの最重要要素のひとつだ。学習の時間、仕事の時間を
ふやせすことだけではよい仕事はできない。仲間が大事。仲間が生き残りと
繁栄を約束する。
7つのポイントを具体的に組織の中で、実施していくには、それなりの専門
グループによるガイドが必要である。しかし、自社の独善的な「改善」だけを
繰り返しても企業はやがて疲弊してしまい、これからのビジネス社会では
生き残れない。これからは、「コミュニケーション活性化」「強みの発見」など
ポジティブなアプローチによって、外部の基準に合わせるのではなく、組織
の内側から、個人レベルも含め、改革を進める必要がある。

「己を知り活性化するセンス」

「己を知り活性化するセンス」
多くの中小企業が市場環境の変化に合わせ、既存市場での事業展開や
組織としての企業の変革が必要とされている。このため、企業でも個人でも、
「当たり前が変わる」時でもある。特に、中小企業では、そのトップが
会社組織そのものである場合も多く、社員以上に、自身の見つめ直し、
変革が必要なのではあるまいか。
1.ポジティブ心理的な自身の把握
我々の感情は思考に影響を与えており、それを抑圧したり無視したり
するよりは、感情のシグナル(情動)の意味をきちんと解釈し、また自身
の気持ちを適切な状態に持っていくことに注意を払った方が、仕事の生産性
も高まるはずであり、組織としても、適正に活動して行く。
また、よく言われている「成功するからポジティブになる」のではなく、
ポジティブであるからこそ、多くのことを学んで最終的に成功に結び
付けられる、ことを認識すべきかもしれない。コレは、個人としても、
組織を上手く動かしたい経営者としても、重要なことである。
ポジティブ心理学としても、様々な事例検証などから、以下の効果がある
と言っている。
・ポジティブな感情は知性を磨く
・幸福な人は多くの情報を覚え、評価し、理解する
・ポジティブな感情は健康や長生きを促進する
・ポジティブな感情は生産性を高める
・ポジティブな感情が高い人は災難にうまく対処する
・ポジティブな感情は社会性を培う
バーバラ・フレドリクソンの「3:1の法則」にも記述のあるポジティビティ比
の自己診断テストを試してみると面白い。 
「過去24時間にどんな感情を味わったのか?
1日を振り返って、それぞれの感情を最も強く感じた度合いを「0~4」までの
数字で答える。 
①面白い、愉快、バカげていておかしい ②怒り、いらだち、不快  
③恥辱、屈辱、不面目   ④畏敬、驚異、驚嘆  ⑤軽蔑、さげすみ、見下す気持ち 
⑥嫌悪、嫌気、強い不快感   ⑦恥ずかしかった、人目が気になった、赤面したこと
⑧感謝、ありがたい気持ち、うれしい気持ち  ⑨罪の意識、後悔、自責の念
⑩憎しみ,不信、疑惑  ⑪希望、楽観、勇気  
⑫鼓舞され、高揚感を覚え、元気づけられたこと
⑬興味、強い関心、好奇心  ⑭うれしさ、喜び、幸せ  ⑮愛情、親しみ、信頼
⑯誇り、自信、自分への信頼  ⑰悲しみ、落胆、不幸   ⑱おびえ、恐怖、恐れ
⑲安らぎ、満足、平穏   ⑳ストレス、緊張、重圧感  
0=まったく感じなかった 
1=少し感じた 
2=中くらいに感じた 
3=かなり感じた 
4=非常に強く感じた 
これらをポジティブとネガティブな項目で数えることで、比率を出す。
継続的に実施するには、以下のサイトに登録すると便利。
自己診断テスト(英語)
<a href="https://www.positivityratio.com/single.php">https://www.positivityratio.com/single.php</a>
継続してテストする場合は登録が必要
サインアップのページ(英語)
https://www.positivityratio.com/signup.php
2.己を活気つける(ポジティビティポートフォリオの実践)
自身を知ることは重要であるが、その根底は、意識の活性化である。そのためには、
以下の様な心構えも重要となる。
・大切なものにできるだけ時間を割くように生活を設計・修正する
・今いる状況にポジティブな意味を見出す
・よいことは充分に味わう
  わくわくし、味わい尽くすつもりで
・恵まれている点を数えよう
  毎日嬉しかったことを3つ書き留めよう
・好きなことに夢中になろう
  ポジティブで言うフロー(最適経験)を起こそう
・自分の強みを活かそう
・他者との絆を創る
・自然とのつながりを持つ
これらを実践的に行うには、
ポジティブな感情を引き起こすポートフォリオを作るコトが肝要である。
喜び、感謝、安らぎ、興味、希望、誇り、愉快等が
  「それはいつだったか?」
  「どこで何をしていたのか?」
  「きっかけは何だったのか?」
  「どんなことが起きていたか?」
を具体的に思い出す
  写真、手紙、引用文、詩、思い出の品などをポートフォリオに入れる
  人生のいい瞬間を思い出す
家族・友達から貰った言葉・手紙・メール・カード
泣けてくるビデオ(Youtubeや自作)
過去に感動した出来事、成功した話のリスト
何度思い出しても笑ってしまう話リスト(友達・家族)
いい思い出のつまった音楽・写真
個人的には、pinterestがコレを実践するには、極めて有効と思っている。
例えば、10のポジティブ感情(喜び、感謝、安らぎ、興味、希望、誇り、
愉快、鼓舞、畏敬、愛)について、それぞれの感情を「明確に」「深く」
感じた瞬間を写真や動画に記録して、カテゴリー別に「ポートフォリオ
(自分の作品集)」を記録して行く。
3.パーソナルキャンバスを描く
パーソナルキャンバスはその名のとおり、ビジネスモデルキャンバスを個人版である。
9つの要素がビジネスの場合と以下のように、少し違ってくる。
①「誰の為に役に立つのか」
要するに、あなた自身のお客さんは誰なのか?ということ。
②「自身のリソース」
もっている個人のリソースはスキル、知識、関心ごとなど。
③「主な活動」
やっている仕事について書く。
④「どのように役に立つか」
①で書いたお客さんに対してどういった価値を提供しているかを書く。
例えばITシステムを構築すること自体は価値ではなく、②である。
ITシステムを構築し、その結果として業務効率が改善されるなどが価値である。
⑤「価値を認知させ、届ける手段」
①で書いたお客さんにどうやって価値を知らせるかを書く。
⑥「コミュニケーションの取り方」
どうやってお客さんと関わっているか、になる。対面での打合せ、メール、電話、
SNSなどいろいろある。
⑦「支援者・協力者」
あなたのビジネスを支援したり協力してくれる人たち。
⑧「得るもの」
ほとんどの場合は「給料」が該当するが、お金以外に何を得ているのかを意識する
コトも必要。
⑨「自己投資」
時間や学習のための費用(書籍代、研修代)などがある。
これからのキャリアで重要なこと
「誰と繋がり、何をして、誰の役に立ちたいのか?」。
特に重要なのが、キーリソースが自身(興味・スキル・個性・財産など)を示すと
いうこと。コレには、1項のポジティブ心理的な自己診断結果も大きなリソース
となる。コストや報酬の要素には、ストレスや満足度など数値化できないものを
含めることであり、2項のポートフォリオの実践も有効な手段でもある。
単に、手法的なばかりではなく、自身の心理的要素、自身を取り巻く社会環境
要素がこのキャンパス作成には、問われると思う。
それが、ビジネスキャンパス作成と大きく異なるかもしれない。
このキャンパスを有効にするには、出来上がったキャンバスのいくつかをピック
アップし、参加者全員で意見交換を行い、ワークを通して明るみになった課題を
どのように解決すべきか、参加者同士でコメントを出しあい、相互にアドバイス
を行うのが有効である様だ。キャンバスを共有することで、課題に対する解決策
を参加者同士が共有・提供し合い、自然とグループが出来上がっていく。
この様子は、課題を共有し解決することで、「ゆるやかなコミュニティ」が
生まれていくような感覚があり、今後の新たな働き方、仕事を通じての人との
繋がり方を考えさせられる。
パーソナルキャンバスの作成手順は、色々とある。例えば、現状とは全く異なる
理想のキャンバスを作成するコトも有効である。初めにキーリソース書き出し、
次にその中から1つ選ぶ。選択した1つのキーリソースに合わせて、キャンバスを
理想のパーソナルビジネスモデルへと、全て書き直していくのである。
既存のパーソナルビジネスモデルでは得られなかった「自分が何に対して情熱
を注ぐことが出来るのか」ということをワークの中で発見し、モデルを
組み立てるのである。
自身のキーリソース(興味・スキル・個性など)を軸に、「誰にどう貢献できるか」
という視点から、個人の働き方を再設計・再構築する。しかし、今後の雇用環境
では、テクノロジーの発展やグローバル化によって、雇用数や給与額が減少する
と言われている。このような変化を含め、社会変化をキチンと認識することの
必要性を改めて感じることである。
PEST分析と言う手法で将来の「25のきざし」についてまとめたサイトがある。
<a href="http://www.hitachi.co.jp/design/25future/index.html">http://www.hitachi.co.jp/design/25future/index.html</a>
「25のきざし」は、PEST(P:政治/E:経済/S:社会/T:技術)の視点で2005年
から2030年までに起こり得るであろう事象を分析し、未来洞察を行ったものです。
さらにその過程の中で、社会システムの要件を生活者視点で捉えなおし、あるべき
将来像の仮説“ビジョン”を描出しています。
情熱を傾けられ、自身が最大限に活きるリソースを見つけなければならない。
そして次に、自身のリソースを、どのように社会に貢献し、価値を提供できるか
を考え、それに沿って、自らを積極的にデザインする。
そうすることによって現状に安住することなく、常に変化する環境にあわせて
新たな課題を持ち、主体的に活動することが出来るのではないだろうか。