「ビジネスマンは心の元気が必要!」
景気は、良くなったと言うものの、多くの中小企業で、頑張る
人達からは、余りのその実感が伝わってこない。
しかし、その状況に、甘んじ、また、不満を言っても、根本的な
解決には、ならない。まずは、個人としての意識改革が必要でもある。
今回のエクササイズを少しでも、継続的に実践してもらいたい。
クリストファー・ピーターソンは、ポジティブな特性の発達や
発現を促進するための10のエクササイズを進めている。
ここでのエクササイズは、おざなりのものではない。エクササイズが
意図された通りの効果を発揮するかどうか分からないし、
実験をするという精神を持ってアプローチすべきである。
1)自分の遺産を書いてみる。
自分の人生における最期の瞬間を思い描いて、自分がどんな生き方を
してきたのかをじっくりと考える様子をそうぞうしてみて欲しい。
・感謝の手紙対許しの手紙
習慣的に他人に感謝している人は、そうでない人よりももっと幸せだ。
・楽しい活動対慈善活動
自身の楽しみを追い求める姿勢よりも、他人のしあわせを考えることの
できる姿勢を持っている方が、高い満足度が得られる。
・時間の贈り物
重要なのが、私を支援してくれた人達が、何を与えてくれたではなく、
どの様にじかんを与えてくれたか、である。
・3つの良いこと
一日の終わりにその日に上手く行った三つの出来事を書き留めること。
2)どうぞ良い日を
一日の終わりにその日の全体の評価を書き込む。
・自分の人生で最高の一日であった。 10点
・特別に良い日であった。 9点
・素晴らしい一日だった。 8点
・とても良い一日だった。 7点
・良い一日だった。 6点
・平均か普通の一日だった。 5点
・平均以下の一日だった。 4点
・ひどい一日だった。 3点
・とてもひどい一日だった。 2点
・自分の人生で最悪の一日だった。 1点
3)深く味わう
経験をした出来事を深く味わう。
・人と共有する。自分の経験を共有できる人を探してみる。
・記憶を構築する。出来事について、記憶、記録する。
・自分で祝ってみる。自身に語りかけ、自身の気持ちがどれほど
になっていたか?
・知覚を鋭くする。ある特定の要素に意識を集中する。
・喜びに浸る。経験から得た喜びに完全に浸る。
幸せは単なる意志の産物ではなく、意志は、幸せの構成要素なのである。
幸せ=セットポイント(それ以上向上できない値)+生活環境+意志に
基づく活動
4)幸せのデータ
幸せに至る道としては、快感の追求、エンゲージメントの追求、
意味の追求、勝利の追求と言う4つの可能性があるとのこと。
ここでは、以下の16の設問に対して回答することにより、
あなたの主な志向性が分かる。
設問に対しては、
・とてもよく当てはまる 5点
・よく当てはまる 4 点
・やや当てはまる 3点
・少しだけ当てはまる 2点
・まったく当てはまらない
1点
の五項目から選ぶこと
設問開始
1)自分の人生にはもっと高い目標がある。
2)人生は短いので、楽しみを先延ばしにすることなど出来ない。
3)自分のスキルや能力が試されるような状況を探し求める。
4)自分がキチンと生きているかいつも確認している。
5)仕事でも遊びでも、ゾーンにはいる、ことが多く、
自分自身を意識しない。
6)自分がやることにいつもものすごく夢中になる。
7)自分の周囲で起きていることに気が散ることはめったにない。
8)自分には世界をよりよい場所にする義務がある。
9)自分の人生には永続的な意味がある。
10)たとえ、何をしていても自分が勝つことが重要である。
11)何をすべきか選ぶ時には、それが楽しいことかどうかを
いつも考慮する。
12)自分がやりことは社会にとって意義のあることだ。
13)他の人より多くのことを達成したい。
14)人生は短い、大いに楽しもう、と言う言葉に同感する。
15)自分の感覚を刺激するすることが大好きだ。
16)競いあうことが大好きだ。
採点方法
設問に対する点数を採点して行く。
先ほどの4つの可能性を示す設問は、
・快感の追求が 2)、11)、14)、15) となる。
・エンゲージメントの追求が3)、5)、6)、7)となる。
・意味の追求が1)、8)、9)、12)となる。
・勝利の追求が4)、10)、13)、16)となる。
4つの可能性の集計点数が最も高いものがあなたの主な
志向性である。
また、4つの得点構成をみるとあなたの充実度も判断される。
4つの全てで、15点を超える高得点であれば、人生の満足度が
高い傾向にある。
逆に、4つの全てで9点未満であれば、あなたの人生の満足度
は低い傾向にある。
5)窮地で楽観的になることを学ぶ。
楽観的思考の事例の多くが、悪い出来事をいみじくも他人や
状況のせいにしてしまう事例が多いが、楽観的であるというは、
責任を転嫁することではない。
人間には、いくつかの核となる美徳が幅広く支持されている。
具体的には、
知恵、勇気、人間性、正義、節制、超越性。
この6つの美徳から24の強みが考えられており、評価することが出来る。
6)とっておきの強みを新しい方法で使ってみる。
とっておきの強みとは、
・強みに関して、所有意識と本来感がある。
・特に初めて強みを発揮する時には、高揚感がある。
・強みを発揮を発揮する方法を素早く学ぶことに長けており、
実践される。
・強みを発揮するのに、常に新しい方法で学ぶことになる。
・強みに従って行動したい切望する意識を持つ。
・強みを発揮することが必然であると言う感覚を持つ。
・強みには、突然の悟りで得られる様な発見がある。
・強みを発揮する時には、疲労でなく活力が得られる。
・強みを中心に、自分に与えられた根本的な課題を創造して
追求して行く。
・強みを発揮したいという内発的な動機つけがある。
人間の価値観の普遍的な構造とは、
・達成
・慈善
・適合
・快楽主義
・権力
・治安
・自己主導性
・刺激
・伝統
・普遍性
こうした価値観は二つの基本的次元に沿って構築されている。
一つの次元は、価値観が自己高揚を中心に展開する場合であり、
二つの次元は、維持である。
7)いつ、どの様に選択するかを選択する。
日頃から最善を尽くすことが出来る仕事というのは、あなたが好きな
仕事なのだ。
そのキーワードは、興味、達成、能力である。
興味目録法は、個人が表明した興味に対して、その興味を満たす傾向
にある特定の仕事と適合させる質問方式である。
8)自分の興味や能力を最大限に活かすために課題を作り変えてみる。
まずは、正直に自分自身を振り返ってみて、以下の7つの知能に従い、
自分が得意としていることを検討する。
7つの多元的知能とは、
・言語的知能
・論理、数学的知能
・空間的知能
・音楽的知能
・身体運動的知能
・個人内知能
・対人的知能
9)習慣を変えてみる。
自分自身の変化について観察が出来るような習慣を具体的な形で
決めておくことは、重要である。
小さな段階に従って習慣を変えて行く方が、自分の変化に気付き
ながら実行出来るため容易でもある。
二人の人間における関係には明らかに多様な形が存在する。
その形は、
・親和
・好意
・友情
・愛
例えば、良好な結婚生活のためには、確実にポジティブな要素と
確実にネガティブな要素の比率が、5:1を上回っている必要がある。
10)積極的、建設的な反応
良い知らせにはその都度、積極的かつ建設的な反応を心がける事。
自分の反応について、観察し続けてみて、積極的・建設的な反応
を示す回数が他の反応の仕方に比べて少なくとも、3:1で、
上回ることを確認する。
いずれも、そんなに時間の掛かるものでない。
是非、一度、トライしてみては!
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